FX初心者の失敗談|始めて半年で200万円失った話
FX初心者で失敗したくない方
他人の失敗を反面教師にして学びたい方
FXで他人がお金を失った話を楽しみたい方
この記事ではFX歴1年の私の失敗談をまとめます。
いろいろなサイトで「初心者はこれが出来ていないから失敗する」等々書かれていますが、本当に失敗するのか、本当に勝てないのか、というところまで書かれているところは少ないです。
私は実際に失敗しました。
私が何を考えて、何をして失敗したのか、下の200万円失った話をご覧いただければ、FXで失敗することを疑似体験できます。
さらに他人の失敗から学び、自分は失敗したくない方向けに、私が200万円失ってから何を意識して失敗の連鎖から脱出したかを失敗談の次にまとめましたのであわせてご覧ください。
下のグラフは私の資産推移です。
2018年1月にFXを300万円から始めて、2018年6月には資産100万円まで減りました。
(2019年2月末時点)
2018年7月からは資産が右肩上がりです。 200万円は取り返せていないものの、この調子でいけば来年にはとりもどせそうです。
グラフのとおり、2018年6月までが失敗談、2018年7月から失敗から脱出した話です。
各月ごとの詳細な情報 勝率、リスクリワード、取引通貨ペアなどは、下の月間投資結果をご覧ください。
200万円失うまで
失敗からの脱出
FX初心者の失敗談【始めて半年で200万円失った話】
FX口座開設、取引開始
口座開設、入金後即取引開始。
デモトレードなんかしません。
とりあえずドル円を上がりそうなタイミングで 買いで1枚エントリー。
ちょっと上がったら利確。
下がっても戻ってくるので損切もしません。
1回の利確で数百円の利益ですが、毎日コツコツお金が増えていくので わくわくします。
FXって簡単。
損切できず含み損に耐える毎日
コツコツお金が増えていく時間は 長く続きませんでした。
いつものようになんとなくドル円を 買いでエントリー。
この日は欲張って3枚投入。
なかなかプラス域に浮上せず 次の日に持ち越すことにしました。
翌朝、含み損がえらいことに。
米国株の急落によりドル円が暴落。
この時、ナンピンという方法は知りませんでしたが、「ここで買えば平均取得単価が下がって早く含み損から解放される」こんな思いから下落中のドル円に 3枚の買いで抵抗。
無情にもすごい勢いで下がっていくロウソク足。
もちろん損切なんてできずに マイナスの評価額を眺める日々に。
両建て失敗、メンタル崩壊
全く助かる気配の無いドル円の買いポジション。
1ドル100円を割ってしまうのではないかという恐怖と日々戦っていました。
そんな中、下がるのであれば 新規で売りを入れればいいのではと思い、買いポジションより多い10枚で新規売り注文。
そしてちょっと下がったら利確。
この両建て作戦でまたコツコツお金を増やしていくことができました。
しかし、この作戦も長くは続きませんでした。
それまで上がる気配の無かったドル円が猛反発。
売られすぎたドルが買い戻されるショートカバー という動きらしいですが。
しっかり底で売ってしまいました。
この時はこのままドル円が上がっていくと錯覚しました。
そうなると基本持っているポジションは損切しませんから、買いポジションは建値で助かる、売りポジションは含み損 マイナススワップがつらい、こんな状況を想像しました。
ここで売りポジションを損切することを決めました。
今まで損切せずにコツコツ貯めた利益が 一瞬で無くなりました。
この瞬間にメンタル崩壊。
もうどうでもいいと思って買いポジションも損切。
-30万円。
損切後、30万を一発で取り返してやろうと、下落中のドル円とニュージーランドドル円を今までの5倍のロットでロング。
これも2、3日で損切。
-50万円。
数日で80万円失いました。
1pips抜き失敗
大金を失って行きついたトレード手法は1pips抜き。
ポジションが含み益にになっているのに放置してマイナス域になったら精神的につらいのでエントリー時に指値を入れておきます。
1pipsぐらいならブレイクアウト狙いでとれるだろうという考えです。
ロットは50枚。
年内に収支をプラスにしたいと思い、大き目のロットです。
始めのうちは調子がよく、利益も10万円を超えました。
しかしそれもつかの間。
エントリー後、1pipsの利益を得ることなくどんどん逆行していきます。
損切も設定していましたが、ずらしました。
結果、逆行して損切-30万円。
1pips狙うだけでもリスクを伴うということを理解していなかったのがダメでした。
後から考えるとリスクリワードが0.1以下で、相当勝率が良くないと利益を残すことが難しい方法だと思います。
損切後一発逆転狙いのハイレバトレード
合計の損失が-100万円を越え、そろそろヤバいなと思い、損切ルールを決めるようになりました。このころは利確は2~5pipsに対して-15pipsで損切の設定でした。勝率も7割ぐらいだったので、ルール通りトレードを続ければトントンかちょっとプラスです。
しかしルール通りというのが難しい。
損大利小のトレードなので、一回の損切でせっかく積み上げた利益が無くなってしまいます。私はそれが耐えられませんでした。
損切の後はロットを4倍にして一気に損失を取り返そうとしました。
高勝率のトレードだったので、なんとかこの方法でプラス収支を維持することに成功。
この時、この方法のリスクをほとんど考えていませんでした。
損切後、ロット4倍のトレードでさらに負けた時です。そしてその時がやってきました。もう2~5pipsの利確では取り戻すのが無理では無いかと思う損失です。次に私がやったことは、一発逆転狙いのボラの大きいポンドや南アフリカランドの全力トレード。もちろんこれも失敗し合計損失は-200万円となりました。FXを始めてから半年のことです。
FX初心者が半年で失敗の連鎖から脱出した話
資金管理とダウ理論を学ぶ
資金も残り100万円となり、これ以上失敗できない状態になりました。
そこでyoutubeのトレード解説動画を見まくりました。
その中でまず私が実践したのは資金管理の徹底。自分の損切幅で退場の可能性が低いロットを設定することです。ナンピンや一発逆転狙いの大ロットトレードを我慢。
次によく耳にしたのがダウ理論。これの良いと思ったところは損切ラインが明確なこと。このラインを越えたら動きの方向が変わるんだと自分に言い聞かせると、ためらいなく損切できます。損切をすることで、ナンピンや両建ても無くなります。利確も前回高値、安値を目標とすることで今までより利益を伸ばすことができるようになりました。
MT4のEAを使った検証からインジケーターを不要と判断
MT4を使い始めたのがきっかけでシステムトレードに興味を持ちました。今まで自分が使ってきたインジケーターを使って一定のルールで取引するとどうなるのか、自動売買システムを作り過去10年のチャートでテストしてみました。すると私の考えていた方法はすべてきれいな右肩下がり。利益が残る方法は一つもありませんでした。
このころからインジケーターをチャートから消して、水平線を自分で引いてトレードするようになりました。ダウ理論と同じく、損切、利確が自分で納得できるのでメンタルを保つことができます。
それでも失敗するときもある
ダウ理論や水平線を使ったトレードが自分に合っていたのか、うえのグラフのように資金は緩やかながら右肩上がりとなりました。自分に合ったトレードとは、自分が納得して損切、利確ができて、そのルールを守れるものだと思います。
偉そうなことを書きましたが今でも一発逆転狙いのトレードをしてしまいます。これでは失敗を繰り返すことになるので、日々トレードの反省をしています。ブログの週間収支を書くことが、反省するいい機会となりました。
とりあえず失敗の連鎖からは抜け出せたと思っています。一発逆転を狙って退場しないように淡々とトレードしていきます。