トレード手法(続き)
水平線を基にしたトレード手法の続きです。
前回、チャートが水平線を軸にした動きとなっていましたが、
これには取引する人の心理が表れていると言われています。
下のチャートで説明していきます。
(前回と同じものです)
黄色のラインは過去のチャートから引いた水平線です。
①まず黄色ラインが抵抗になると考えた人達が
最初のSの位置で売りを入れてきて値が下がります。
②再度上がってきますが、一度このラインで止まっているので
それを確認してから2番目のSの位置で売りを入れてくる人達がいて
また下がります。
③それでも懲りずに上がってきて黄色ラインを抜けました。
こうなると①②で売りを入れていた人達の一部の損切の買い注文や、
ラインを越えて上昇を期待する人達の新規の買い注文で値が上昇していきます。
④その後、買いを入れていた人達の利確の売り注文により値が下がっていきます。
⑤そして黄色ラインに近づいたとき、①②で売りを入れてしまった人達が
「このトレードを±0の損失なしで決済したい!」と考え、
売りの決済である買い注文をこのライン付近で出し、値が上昇します。
⑥こうなると、Lの位置を押し目と考えた人達が新規の買いを入れやすくなり
さらに値は上昇していきます。
こんな感じで水平線が引けるチャートが出来てると思います。
youtubeで「FX 水平線」とかで検索してみると、
いろいろ出てくるので参考になります。
最近はシステムトレードやAIの損切を狙った大量注文とかでチャートが
動いているときもあると思いますが、
しばらくの間、人が取引してる限りは水平線が通用すると考えています。